仏教寺院の新築工事です。
敷地は近隣商業地域です。周辺は大きな道路に面し、商業施設や集合住宅が立ち並んでいます。
寺院としては十分な敷地面積がないので、建ぺい率いっぱいまで使った正方形プランとなっています。
しかし大きな箱のビルをつくって、内装を和風に仕上げる様な方法は取りたくありませんでした。
そこで本堂部分は伝統工法として、その周囲は現代の工法と連続した構造としました。
本堂は2階に配置し、吹抜け空間とすることで、空(そら)へと向かいます。
格天井中央とご本草の光背からは自然光が入り、教会建築のようなイメージを持つ人もいるかもしれません。